皆さんこんにちは。
シェリーです。
今回は、i-Regrというインジケーターをご紹介します。
i-Regrは、レンジ相場での逆張りで効果を発揮するインジケーターです。
i-Regrによって描画される3本の線とロウソク足の動きによって、エントリータイミングを図っていきます。
イメージ的にはボリンジャーバンドの2σを使っているような感覚です。
ただ、計算式は全く違います。
それでは、i-Regrの詳しい内容や使い方、入手方法などを見ていきましょう。
この記事の目次
i-Regrインジケーターとは?
i-Regrは、価格の動きに応じて3本の線が推移する、ボリンジャーバンドに似たインジケーターです。
中心に引かれる線を基準とし、上下の線をそれぞれレジスタンスライン・サポートラインとして使います。
ロウソク足が中心線から離れていたとしても、最終的には中心線に戻ってくるという考え方で、基本的には逆張りトレードに使います。
なので、冒頭でも書いた通り、レンジ相場での小刻みな反発で効果を発揮しやすいインジケーターとなっていますね。
計算式について
i-Regrはボリンジャーバンドに似ていますが、計算式は全く違います。
ボリンジャーバンドは、中心線に移動平均線を使い、その中心線からσ1,σ2,σ3と標準偏差を用いて乖離率を計算するものです。
一方でi-Regrは、中心線に回帰直線を使います。
回帰直線とは、2組のデータの中心的な分布傾向を表す直線のことです。
「何を言ってるのかわからない」
という方の為に、簡単に説明すると、
過去の価格推移(ロウソク足の動き)を統計データとし、「過去の傾向的に価格はこう動いていくよね」という予測を線で表したものが回帰直線となります。
i-Regrインジケーターの使い方とは?
i-Reglの具体的な使い方について解説していきます。
パラメーターについて
パラメーターはデフォルト設定のまま使用することをオススメします。
色の設定では、中心線と上下の線を、それぞれ好きな色と種類に設定しましょう。
エントリーポイントについて
基本的な考え方はシンプルで、上の線にロウソク足がタッチした時は、
価格が上がりすぎ=中心線に戻っていく可能性が高い
と考え、逆も然りです。
ただ、安直に線にタッチしたから買う・売るというトレードをすると、まず勝てません。
FXの有名な現象に、ボリンジャーバンドのバンドウォークというものがあり、
これは、ボリンジャーバンドの上下の線にロウソク足がタッチして価格が反発するかと思いきや、反発どころかそこから更に勢いを付けて行ってこい状態になってしまう現象のことを言います。
これは”トレンド相場”で起きやすい現象であり、トレンド相場での逆張りトレードは自殺行為です。
つまるところ、i-Regrを利用した逆張りトレードはレンジ相場でのみ行うべきということですね。
i-RegrインジケーターのMT4ダウンロード方法とは?
i-Regrは以下のURLからダウンロードすることが出来ます。
https://www.mql5.com/ja/code/8417
引用:MQL5
i-Regr.mq4をクリックすると、ダウンロードが始まります。
i-RegrインジケーターのMT4設定方法とは?
インジケーターをダウンロードした後、MT4に設定する手順を解説します。
MT4を起動し、画面左上のファイルからデータフォルダを開くをクリックします。
いくつかのフォルダが表示されますので、MQL4→Indicatorsの順でフォルダを展開していきます。
インジケーターを保存しておく専用のフォルダが開かれますので、ここに先ほどダウンロードしたi-Regr.mq4のファイルをドラッグ&ドロップしましょう。
MT4に戻り、画面左のナビゲーター部分で右クリック→更新を行います。
すると、インジケーター一覧の中にi-Regrが追加されています。
MT4の操作方法をもっと詳しく知りたい方はこちらから
i-RegrインジケーターはFXで使うべきインジケーター?
i-Regrは、レンジ相場での逆張りトレードにおいて、心強い味方となるでしょう。
上下の線をブレイクしたらトレンドが発生した可能性があるという逆の考え方で使う方法もありますが、その場合はボリンジャーバンドの方が優秀です。
なので、基本的に逆張りで使うインジケーターだと思っておけば大丈夫です。
また、取引スタイルもスキャルピングなどの短期トレードの方が使いやすいでしょう。
なので、数時間以上の期間でのトレード、スイングトレードなどをトレードスタイルとされている方にはあまり使うシチュエーションは無いかもしれません。
ただ、スキャルピングの精度を高めたいという方には、活躍してくれるインジケーターになるでしょう。
i-Regrインジケーターまとめ
今回はi-Regrについて解説しました。
特徴をまとめると、
☑️ 中心線(回帰直線)と外側の線で構成されるボリンジャーバンドに似たインジケーターである
☑️ レンジ相場での逆張りトレードに有効
☑️ トレンド相場で使うには注意が必要
☑️ スキャルピングで使いやすい
といった内容のインジケーターになります。
レンジ相場で上手くハマるとバシバシ勝利を重ねられるインジケーターですが、
トレンド相場で使ってしまうと一気に事故ることもあるので、ケースバイケースで上手に使っていきたいですね。
短期トレードをされている方は、是非一度試してみてください。