シェリーと秘密のトレード訓練場をご覧の皆さん!
こんにちは!シェリーです^^
今回は、Chaikin Oscillatorというインジケーターをご紹介したいと思います。
昨今、FXにおいてインジケーターは欠かせない存在となっていますが、インジケーターには本当にたくさんの種類があります。
FXは人によってトレードのやり方が様々なので、自分に合ったインジケーターをしっかり探すこともトレード成績向上の為の一つと方法となります。
ただ、MT4に標準搭載されていないニッチなインジケーターというのも多く、このChaikin Oscillatorもその中の一つです。
それでは、Chaikin Oscillatorとは一体どんなインジケーターなのか、詳しく見ていきましょう。
この記事の目次
チャイキンオシレーター(Chaikin Oscillator)とは?
Chaikin Oscillatorは名前の通り、オシレーター系のインジケーターです。
ボリューム系のインジケーターである「Accumulation/Distribution」を利用して相場の出来高を計算に組み込み、売り買いの強さを判断するオシレーターとなります。
サブウィンドウ型のインジケーターで、売り買いの強さを表す線グラフが中央線の0を基準として上下に推移するインジケーターです。
買いが強ければ線グラフが0より上に、売りが強ければ0より下に線グラフが動きます。
Chaikin Oscillatorでは売り買いの力を見ることで、その後も狙っている方向に価格が動いていく力が残っているのかどうかをグラフで示してくれます。
例えば上昇トレンドが発生した時に、最初は力強く上昇していくのですが、段々と力が弱っていき最終的には「買い勢力<売り勢力」となってトレンド終了を迎えると同時に価格が停滞もしくは下落していきます。
つまり、売り買いの力が強ければ強いほど、その方向に価格が動いていくということですね。
逆に、力が弱まっていることを確認出来たのであれば、早めに利確して手仕舞いしたり、相場の切り替わりを狙った逆張りトレードをしたりということも可能になります。
チャイキンオシレーター(Chaikin Oscillator)の使い方とは?
Chaikin Oscillatorでは、サブウィンドウに表示されている中央線と線グラフに着目し、中央線となる0から見てグラフがどのように動いているかで買いと売りのタイミング判断します。
ただ、オシレーター系のインジケーターにつき、どうしてもだましが発生することがあるので注意する必要があります。
それでは、具体的にChaikin Oscillatorを使ってどのようにエントリーをしていくのかを見てみましょう。
エントリーポイント
・中央線をグラフが下から上に突き抜けるタイミングで買い
・中央線をグラフが上から下に潜るタイミングで売り
Chaikin Oscillatorの線グラフは、売りの力が弱まって買いの力が強くなるとグラフは0に向かって上昇し、買いの力が弱まって売りの力が強くなるとグラフは0に向かって下降するというロジックなので、売り買いそれぞれの力が弱まっている状態から強くなってきたところでエントリーを狙っていくことが基本になります。
線グラフが天井・底に近い時にエントリーという方法だと、まだ売り買いの力が弱まっているとは言えないので、そのまま勢いに乗って価格が動いてしまった時にすぐ損切りするハメになる、もしくは大きな含み損を抱えてしまうことになります。
それは少しリスキーだということで、きちんと力が弱まっていることを確認し、勝率を重視したトレードを行うことがベストです。
利確・損切りのタイミング
・価格は上昇しているのに対しグラフが下降している時
・価格は下落しているのに対しグラフが上昇している時
これはダイバージェンスという現象であり、簡単に言うと価格と指標の動きが矛盾している状態です。
ダイバージェンスはChaikin Oscillatorに限らず、FXにおける有名なトレンドの転換サインとされており、これが発生した時は力が弱まっていることを表します。
力が弱まっている = トレンドの終了が近く価格が反転する可能性が高い
と考えられるので、順張りトレードをしている状況であれば利益確定、ノーポジションであればトレンド転換を狙った逆張りトレードをするかどうかを判断するシチュエーションとなります。
このように、Chaikin Oscillatorでは相場の勢い・力を分析することで、順張りトレードのエントリーポイントからエグジットポイント、または勢い・力の弱まりを狙った価格の反転狙いと、様々なトレードチャンスを狙うことが可能となります。
こう考えると、かなり力強いインジケーターですよね。
チャイキンオシレーター(Chaikin Oscillator)のMT4設定方法とは?
Chaikin OscillatorインジケーターのMT4設定方法を解説していきます。
MT4を起動し、画面左上のファイルからデータフォルダを開くをクリックします。
いくつかのフォルダが表示されますので、MQL4→Indicatorsの順でフォルダを展開していきます。
インジケーターを保存しておく専用のフォルダが開かれますので、ここに先ほどダウンロードしたChaikin Oscillatorのファイルをドラッグ&ドロップしましょう。
MT4に戻り、画面左のナビゲーター部分で右クリック→更新を行います。
すると、インジケーター一覧の中にChaikin Oscillatorが追加されています。
MT4の操作方法をもっと詳しく知りたい方はこちらから
チャイキンオシレーター(Chaikin Oscillator)はFXで使うべきインジケーター?
Chaikin Oscillatorは、順張りトレードにおいて力強い味方となります。
その理由は、FXにおいて出来高というのはロウソク足と肩を並べるほど重要な要素だからです。
出来高の説明はここでは割愛しますが、順張りトレード、すなわちトレンドに乗っかるトレードをする上で非常に重要なのは、
ロウソク足の動きに対して出来高が付いてきているかどうかです。
基本的に、トレンドが発生する時というのは出来高が伴っていることがほとんどですし、逆にトレンドが終了する前には出来高が減少するという予兆が発生します。
なので、トレンド状況を分析する時には出来高も必ず調べるべきなんですね。
逆に、出来高を伴わずにロウソク足が派手に動く時というのは、一時的なものであることが多いです。
そしてこのChaikin Oscillatorは、その出来高を組み込んでいるので、トレンドに乗ったトレード、すなわち順張りトレードをメインとしている方にオススメのインジケーターとなります。
チャイキンオシレーター(Chaikin Oscillator)のMT4ダウンロード方法とは?
Chaikin OscillatorはMQL5というサイトでダウンロードが可能です。
検索エンジンからMQL5のサイトにアクセスし、サイト内でChaikin Oscillatorを検索すれば、ダウンロードページが見つかります。
チャイキンオシレーター(Chaikin Oscillator)まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
終わりに、Chaikin Oscillatorの特徴を振り返ってみましょう。
・売り買いの強さを判断してくれるオシレーター系インジケーター
・出来高を計算に組み込んでいる
・0を基準としたグラフで売り買いの優劣を視覚的に教えてくれる
・順張りトレードで効果を発揮する
繰り返しにはなりますが、FXにおける出来高は非常に重要な情報です。
トレードの際に出来高を考慮していないという方は意外と多い気がするのですが、絶対に考慮した方が良いです。
僕も、順張りトレードをする時は出来高が大きいかどうかを見て、相場の反転を狙った逆張りトレードをする時は出来高が下がる予兆を必ず確認してからエントリーします。
これは真面目な話、出来高を意識していなかった時期と意識していた時期では、トレード成績にかなりの差が開いていることが判明しました(笑)
メインの使い方は順張りトレードとなりますが、状況によっては逆張りトレードにも使える非常に使い勝手の良いインジケーターとなっているので、
是非Chaikin Oscillatorで出来高の重要性を感じながら、トレードの成績を向上させていきましょう!