こんにちは。
シェリーです。
今回は、DAMIANIというインジケーターをご紹介します。
DAMIANIは、相場の状況を見極めるのに有効なインジケーターで、現在の相場がトレンド相場なのか、レンジ相場なのかを判断する為の指標として使います。
ダミアニという方が開発したのでDAMIANIという名前となっているようですね（笑）
DAMIANIは以下のような方におすすめのインジケーターとなっています。
・現在がトレンド相場なのか、レンジ相場なのかを判断したい
・レンジブレイクで順張りトレードしたい
・レンジ中の逆張りトレードがしたい
・順張りトレード中の利確ポイントに悩んでいる
それでは、DAMIANIは一体どんなインジケーターなのか、詳しい内容や使い方を見ていきましょう。
この記事の目次
DAMIANIインジケーターとは？
DAMIANIはATRと標準偏差の2つを使って、現在の相場がトレンド相場なのかレンジ相場なのかをグラフ表示するサブウィンドウ型のインジケーターです。
グラフは灰色と緑の2種類の線で構成されており、この線の位置関係によって相場の状況を教えてくれます。
なかなか珍しいタイプのインジケーターなので、使っている人は少ないかもしれませんが、レンジ相場とトレンド相場を見極めるというのはFXを攻略することと同義なので、上手く機能させればかなりれレベルの高いトレードに繋がるのではないかと思います。
・緑の線が灰色の線より上に位置している
➡︎ トレンド相場
・緑の線が灰色の線より下に位置している
➡︎ レンジ相場
・緑の線が灰色の線より上に位置しており、かなり離れている
➡︎ 強いトレンド相場
また、DAMIANIトレンド相場とレンジ相場が分かるということで、様々な使い方をすることが出来ますね。
・トレンドが発生したタイミングでの順張りトレード
・レンジ相場中の逆張りトレード
・順張りトレード中の利確、損切りポイント目安
・レンジ相場中のだまし回避目安
といったところでしょうか。
単体で効果を発揮するとは思いませんが、他のインジケーターと組み合わせて臨機応変に使っていく、そんなインジケーターだと思います。
DAMIANIインジケーターの使い方とは？
DAMIANIの具体的な使い方を解説します。
パラメーター設定
基本的にはデフォルト設定のまま使えば問題ありません。
いじるとしたらThreshold_levelの数値で、これは灰色の線と緑色の線の距離を表しています。
数値が低いほど距離は広がり、高いほど距離は縮まります。
レンジ相場を狙いたいという時に少し数値を下げてやると、より精度の高いレンジ判別が可能となります。
DAMIANIのパラメーターと計算式について
DAMIANIは、2つのPeriod（ViscosityとSedimentation）の比率を使って収束状態を判断します。
・ViscosityのATR÷SedimentationのATR
・Viscosityの標準偏差÷Sedimentationの標準偏差
上記の差分がThreshold_levelより小さいときは、収束（グラフで灰色の線が緑色の線より上に位置）します。
エントリーポイント
上図は、DAMIANIがレンジ相場を示している状況を白背景、トレンド相場を示している時を赤背景に塗りつぶしています。
基本的なエントリーポイントとしては、レンジブレイクからのトレンド追随になるでしょう。
緑色の線が灰色の線をブレイクした瞬間の値動き方向が「トレンドの方向性」だという考え方で、順張りトレードを行います。
レンジブレイクを狙うという意味では、ボリンジャーバンドでのスクイーズ→エクスパンションや、レジサポラインなどと併用するとより効果を発揮するのではないかと思います。
ただ、しばらく起伏の少ない相場が続いた後だと、ちょっと強い値動きをしただけでDAMIANIがトレンドを示してしまい「だまし」となるケースがあるので、そこには十分な注意が必要です。
DAMIANIインジケーターの入手方法とは？
DAMIANIはMT4に標準装備されているインジケーターではない為、検索エンジンで探してダウンロードする必要があります。
DAMIANI ダウンロード
DAMIANI インジケーター
DAMIANI MT4
と検索をかければ、1ページ目にダウンロード出来るサイトが複数ヒットしますので、そちらからダウンロードしましょう。
DAMIANIインジケーターのMT4への導入・設定方法とは？
インジケーターをダウンロードした後、MT4に設定する手順を解説します。
MT4を起動し、画面左上のファイルからデータフォルダを開くをクリックします。
いくつかのフォルダが表示されますので、MQL4→Indicatorsの順でフォルダを展開していきます。
インジケーターを保存しておく専用のフォルダが開かれますので、ここに先ほどダウンロードしたDAMIANIのファイルをドラッグ＆ドロップしましょう。
MT4に戻り、画面左のナビゲーター部分で右クリック→更新を行います。
すると、インジケーター一覧の中にDAMIANIが追加されています。
⬇︎ MT4の操作方法をもっと詳しく知りたい方はこちらから ⬇︎
DAMIANIインジケーターはFXで使うべきインジケーター？
DAMIANIは、サブウィンドウ型インジケーターにつきチャート画面の一定部分を使うので、他のインジケーターと厳選して使うようにした方が良いでしょう。
相場状況(トレンド・レンジ)の分析に使うインジケーターであることから、トレンド系のインジケーター(ボリンジャーバンドなど)と併せて使うことで、より精度の高い分析が可能となります。
僕が実際に使ってみたところ、DAMIANI単体でエントリーポイントを探すとかなりだましが多いように感じたので、相性が良いと思われる「移動平均線」「ボリンジャーバンド」と併用し、それぞれがトレンド相場を示したタイミングとDAMIANIのレンジブレイクのタイミングを合わせてエントリーしていくと、よりトレンドに乗っかりやすいのではないかと思います。
また、これは繰り返しになりますが、
FXにおいてレンジ相場とトレンド相場を正確に見極めるということは、FX（為替）を攻略した言っても過言ではありません。
トレンドが分かれば、その方向にエントリーしてればかなりの確率で利益を取れますから。
ただ、それがなかなか判断出来ないからFXは難しいんですけどね（笑）
DAMIANIインジケーターまとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
おわりに、DAMIANIの特徴について振り返ってみましょう。
・ATRと標準偏差を用いた相場状況分析インジケーターである
・レンジ相場とトレンド相場をそれぞれ見分ける指標として使える
・順張りトレード、逆張りトレード、利確ポイント、だましの回避など、様々なシチュエーションで使える
・レンジブレイクからのトレンド追随で大きな利幅を狙える
汎用性が高いDAMIANIですが、どちらかと言えば順張りトレードの方が使いやすいですかね。
普段から順張りトレードをされている方には、エントリータイミングの微調整などにも使えると思うので、おすすめのインジケーターです。
是非、お試しください。
