こんにちは。
シェリーです!
今回は3_level_zz_semaforというインジケーターをご紹介します。
3_level_zz_semaforは、現在の価格が一定期間においての高値・安値を付けた時にサインで教えてくれるインジケーターです。
為替は基本的に価格が上下しながら推移していきますが、3_level_zz_semaforはその上(高値)と下(安値)に目印を付けてくれるので、価格推移の流れが視覚的に分かりやすくなります。
ロジックとしては、有名インジケーターであるZIgZagに少し似ていますね。
ただ、使う上での注意点があるので、内容をしっかり頭に入れた上で使っていく必要があります。
それでは、3_level_zz_semaforの詳しい内容や使い方を見ていきましょう。
この記事の目次
3_level_zz_semaforとは?
3_level_zz_semaforは、簡単に説明すると、直近のロウソク足◯本分における高値もしくは安値を更新した時にサインで教えてくれるインジケーターです。
サイン発生の基準となる期間を3種類の中から選択し、その期間ごとの高値・安値を教えてくれるので、トレンド相場での押し目買い・戻り売りや、レンジ相場での逆張りトレードの目安として使うことが出来ます。
3種類の期間に関しては、デフォルト設定だと、
・ロウソク足5本分
・ロウソク足13本分
・ロウソク足34本分
上記の数値で設定されています。
つまり、3_level_zz_semaforでは、
直近のロウソク足5本分の中での高値・安値
直近のロウソク足13本分の中での高値・安値
直近のロウソク足34本分の中での高値・安値
これらをサインとして表示してくれるということになります。
また、設定したそれぞれの期間を①②③と数字で区別し、それぞれの数字別でサイン表示してくれるので、どのサインがどの期間のものなのかは一目で把握出来るようになっています。
リペイントについて
リペイントとは、一度発生したサインがその後のチャートの動きによって位置移動することです。
3_level_zz_semaforは高値・安値を更新した時にサインが発生しますが、
高値・安値は常に更新する可能性がありますので、サインが出た後に、そのサインが出た時点より更に価格が動くというのは当然のことなんです。
そして、サインは新しく更新した価格(ロウソク足)の方に位置を移動します。
実際に3_level_zz_semaforをチャートに設定し、過去チャートを見ていただくと分かりやすいのですが、
3_level_zz_semaforのサインが高値と安値を完璧に捉えすぎています。
「めっちゃすごいインジケーターじゃん」
一見そう思われがちですが、ここで勘違いしてはいけないのは、
完璧なタイミングでサインが発生しているのはリペイントによるものであって、実際に現在のチャートでサイン通りにトレードをしてもこの通りの結果にはならない。
ということです。
今後、皆さんはサインツールに触れる機会が少なからず出てくるかと思いますが、その際はリペイントをするのかどうかという点には注視するようにしてください。
3_level_zz_semaforの使い方とは?
前述の通り、3_level_zz_semaforの主な使い方は、トレンド中の押し目・戻りや、レンジ中のレジサポの目安にすることです。
ただ、あくまで目安なので、このサインだけに依存してトレードをすることは避けてください。
パラメーター設定
設定するパラメーター
・period1
・period2
・period3
基本的にこの3つのパラメーターを好みに合わせて変更しますが、基本的にデフォルト設定のままで問題ありません。
各パラメーターごとの期間
period1:短期間
period2:中期間
period3:長期間
パラメーターを変更する場合は、period1を短期間、period2を中期間、period3を長期間として設定してください。
エントリーポイント
・高値でサイン①②③が発生した時に売り
・安値でサイン①②③が発生した時に買い
基本的なエントリーポイントの考え方は上記の通りです。
ただ、スキャルピング場合を除き、①②のサインでエントリーすることはあまりオススメ出来ません。
なぜなら、期間が短すぎて勝ったとしても大したpipsが取れない、かつ大した勝率が望めるわけでもないので、バイナリーオプションをやった方が全然マシな感じになってしまうからです。
スキャルピングにおいても、しっかりタイミングを絞っていかないとトレード回数が半端じゃない量になってしまうので、トレード時のスプレッド(手数料)が馬鹿になりません。
つまるところ、サイン③に的を絞って、しっかりと反発を狙い大きなpipsを取っていくことが、3_level_zz_semaforを攻略する糸口だと言えます。
3_level_zz_semaforのMT4の設定方法は?
3_level_zz_semaforインジケーターのMT4設定方法を解説していきます。
MT4を起動し、画面左上のファイルからデータフォルダを開くをクリックします。
いくつかのフォルダが表示されますので、MQL4→Indicatorsの順でフォルダを展開していきます。
インジケーターを保存しておく専用のフォルダが開かれますので、ここに先ほどダウンロードした3_level_zz_semaforのファイルをドラッグ&ドロップしましょう。
MT4に戻り、画面左のナビゲーター部分で右クリック→更新を行います。
すると、インジケーター一覧の中に3_level_zz_semaforが追加されています。
MT4の操作方法をもっと詳しく知りたい方はこちらから
3_level_zz_semaforはFX初心者におすすめの無料インジケーター?
3_level_zz_semaforは、どちらかというと初心者にオススメのインジケーターです。
価格が高値・安値を付けて動いていく流れが視覚的に分かるので、チャート(ロウソク足)の波形やサイクルが徐々に頭にインプットされていきます。
チャートの動き・パターンは無限にありますが、形を覚えていくと、後になって「これは◯◯のパターンだ」なんて気付きになったりします。
チャートにおける「波形・サイクル」というのは本当に大事で、この波形・サイクルを攻略することがテクニカル分析を攻略することだと言っても過言ではないかもしれません。
それはなぜかというと、波形・サイクルというのは「市場心理・人間心理が形になったもの」だからです。
価格が上がれば買いを入れていた人が利益確定(売り)し、価格が下がれば売りを入れていた人が利益確定(買い)します。
価格が下がりすぎて、そろそろ底だろうと思ったら買いを入れる人がいるかもしれません。
価格が上がりすぎて、そろそろ天井だと思ったら売りを入れる人がいるかもしれません。
FXトレードにおけるアクションというのは、実質「買いと売り」の二種類しかないんですよね。
「ここで買いを入れる人が多いだろう」
「ここで利益確定する人が多いだろう」
「ここで損切りする人が多いだろう」
これらを考えながらチャートを見ていると、波形・サイクルが掴めてくると思いますよ!
そして、3_level_zz_semaforはその手助けをしてくれるインジケーターとなっています。
3_level_zz_semaforのダウンロード方法とは?
3_level_zz_semaforは、「MQL5」というサイトからダウンロードが可能です。
検索エンジンから「MQL5」と検索してサイトにアクセスし、サイト内で3_level_zz_semaforを検索すると、ダウンロードページが見つかります。
ダウンロードページにアクセス出来たら、「3_level_zz_semafor.mq4」の部分をクリックすると、ダウンロードが始まります。
3_level_zz_semaforまとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
終わりに、3_level_zz_semaforの特徴を振り返ってみましょう。
・設定した期間で高値・安値を付けた時にサインで教えてくれる
・トレンド相場での押し目買い・戻り売り、レンジ相場での反発狙いなどの参考になる
・リペイントが頻発するので、過去のチャートを見る際は注意
トレンドに乗っかる順張りトレードをされる方は、「押し目・戻り」のタイミング取りに。
レンジ相場での逆張りトレードをされる方は、サインを参考に「レジサポライン」を引いてみたりすると良いかもしれませんね。
価格の波形・サイクルを掴みたいという方は、3_level_zz_semaforを是非使ってみてください!