こんにちは。
シェリーです。
今回はRegressionというインジケーターをご紹介します。
Regressionとは「回帰」という意味で、「線型回帰トレンド」を表示するインジケーターとなっています。
ボリンジャーバンドやi-Regrのように、中心線と外側の線で構成されており、Regressinは合計7本の線が表示されます。
用途としては、7本の線を参考にして、短期の逆張りトレードを行なっていくことが一般的です。
それでは、Regressionの詳しい内容や使い方などを見ていきましょう。
この記事の目次
RegressionMT4インジケーターとは?
上図の通り、Regressionはボリンジャーバンドに似たような感じでロウソク足の上下に線が3本ずつ(中心線含め合計7本)引かれます。
それぞれの線は、内側から見てμ±1,2,3と呼び、μ±3が中心線から一番離れています。
ボリンジャーバンドのσ±1,2,3と同じような感覚で見てもらえれば問題ありません。
ロウソク足がμ±3に近付けば近付くほど、予測されている価格からズレていると考えられ、赤く塗りつぶされているゾーンまでロウソク足が侵入してきたら「そろそろ反発するかもよ」というサインになります。
RegressionMT4インジケーターの使い方とは?
Regressionの具体的な使い方について解説していきます。
パラメーター設定について
パラメーターはデフォルト設定のまま使えば問題ありませんが、より慎重なトレードにしたい場合は、Dev2,3の数値(μ±2,3)を0.5〜1.0程度上げることで、よりリスクを軽減することが出来ます。
効率の良いエントリーポイントについて
Regressionは基本的に逆張りトレードに使います。
チャートの赤く塗りつぶされているゾーン(μ±2とμ±3の間)までロウソク足が侵入したら、逆方向にエントリーしていきます。
μ±1は気にしなくて大丈夫です。
ロウソク足がゾーンに侵入したら少し様子を見て、ロウソク足がμ±1に戻っていく動きが見られたらエントリーという形にすれば、より精度を上げることが出来ます。
値動きの勢いが強い時は、ロウソク足がそのままμ±3すらも飛び抜けていくことがあるので、価格が戻っていく意志があるかどうかに注視しましょう。
また、Regressionはスキャルピングをはじめとした短期トレードで効果を発揮しやすいので、1分足・5分足チャートに設定して使うことをオススメします。
RegressionMT4インジケーターのダウンロード方法とは?
Regressionには派生した種類が多数存在し、今回紹介しているのは「Regression」という基本的なインジケーターになります。
検索エンジンで「Regression MT4」「Regression ダウンロード」と検索すれば、一ページ目にダウンロード出来るサイトがヒットすると思いますので、そちらからダウンロードをお願いいたします。
ファイル名は「Regression.mq4」または「Regression.ex4」で公開されているかと思いますので、お間違えのないようご注意ください。
RegressionインジケーターのMT4設定方法とは?
インジケーターをダウンロードした後、MT4に設定する手順を解説します。
MT4を起動し、画面左上のファイルからデータフォルダを開くをクリックします。
いくつかのフォルダが表示されますので、MQL4→Indicatorsの順でフォルダを展開していきます。
インジケーターを保存しておく専用のフォルダが開かれますので、ここに先ほどダウンロードしたRegression.mq4のファイルをドラッグ&ドロップしましょう。
MT4に戻り、画面左のナビゲーター部分で右クリック→更新を行います。
すると、インジケーター一覧の中にRegressionが追加されています。
MT4の操作方法をもっと詳しく知りたい方はこちらから
RegressionMT4インジケーターはFXで使うべき?
結論から言うと、Regressionはきちんとルールを守ってトレードを行えば十分に利用価値のあるインジケーターです。
ただ、注意点として、スキャルピングの逆張りで細かなpipsを稼いでいくトレードスタイルに適しているロジックの為、一回のトレードで大きなpipsを取ることには向いていません。
そのことを念頭に置いた上で、使うようにしましょう。
普段からスキャルピングをメインにトレードをされている方は、試しに活用してみると良いかもしれないですね。
Regressionインジケーターまとめ
今回はRegressionについて解説しました。
特徴をまとめると、
☑️ 線型回帰トレンドを7本の線で表示するインジケーター
☑️ 短期間の逆張りトレードに有効
☑️ μ±1,2,3で構成されており、ボリンジャーバンドのσ±1,2,3に似ている
☑️ パラメーターを調整することで、精度を上げることが可能
といった内容のインジケーターになります。
是非、Regressionを用いて逆張りトレードにチャレンジしてみてください。
ただ、前述の通り、細かくpipsを稼いでいくトレードとなる為、「まだ上がるだろう…まだ下がるだろう」といった欲望は捨て、含み益が出たらさっさと利確していくスタンスで進めることを強く推奨します。