こんにちは。
シェリーです。
今回は、MFIというインジケーターをご紹介します。
MFIとは「Money Flow Index マネーフローインデックス」の略で、
通貨の取引が買い・売りのどちらに流れているかを計るオシレーター系のインジケーターです。
値動きだけでなく、出来高の情報も組み込んで計算してくれるので、優秀なインジケーターですね。
それでは、MFIの詳しい内容や使い方を見ていきましょう。
この記事の目次
MFIインジケーターとは?
前述の通り、MFIは値動きと出来高を計算し、相場の流れが買い・売りのどちらの方向に向いているかをグラフで表示してくれるオシレーター系インジケーターで、
感覚的にはRSIと似ていますが、RSIは値動きだけを見るのに対し、MFIは出来高も見てくれるという違いがあります。
また、オシレーターにつき相場の転換ポイントを調べるのに有効的なので、逆張りで使いやすいものとなっています。
MFIの特色である「出来高」というものは、意外と相場を分析する上で抜けがちな要素で、FXを始めたばかりの方は「なにそれ?」と思われる方も多いのではないでしょうか。
出来高は相場を分析する上で必要不可欠な要素と言っても過言ではありません。
なので、MFIに限らず、インジケーターを用いて出来高に注視していくようにしたいですね。
計算式について
参考までに、MFIの計算式を記載しておきます。
MFI計算式
TP=(高値+安値+終値)÷3
MF=TP×出来高
PMF=前日比でTPが上昇したn日のMFの合計
NMF=前日比でTPが下落または変わらずだったn日のMFの合計
MFI = 100 - (100÷(1+(PMF÷NMF)))
MFIインジケーターの効率の良い使い方とは?
MFIの具体的な使い方を解説していきます。
パラメーター設定について
パラメーターはそのまま使えば問題ありません。
レベル設定に関しては20,80と、RSIなどに比べて少し厳しめに設定することが主流です。
エントリーポイントについて
・青塗り部分(買い優勢ゾーン)までMFIが上昇したら売り
・赤塗り部分(売り優勢ゾーン)までMFIが下降したら買い
上記が基本的なエントリーポイントの目安となります。
レベル設定が20,80と少し厳しめなので、ギリギリ80まで届かない…というシチュエーションが多いかと思いますが、そこは妥協せずルールを守ってトレードするようにしましょう。
MFIインジケーターの入手方法とは?
MFIは以下のURLからダウンロードが可能です。
https://www.mql5.com/ja/code/8025
引用:MQL5
MFI.mq4をクリックすると、ダウンロードが始まります。
MFIインジケーターのMT4への導入・設定方法とは?
インジケーターをダウンロードした後、MT4に設定する手順を解説します。
MT4を起動し、画面左上のファイルからデータフォルダを開くをクリックします。
いくつかのフォルダが表示されますので、MQL4→Indicatorsの順でフォルダを展開していきます。
インジケーターを保存しておく専用のフォルダが開かれますので、ここに先ほどダウンロードしたMFI.mq4(ex4)のファイルをドラッグ&ドロップしましょう。
MT4に戻り、画面左のナビゲーター部分で右クリック→更新を行います。
すると、インジケーター一覧の中にMFIが追加されています。
MT4の操作方法をもっと詳しく知りたい方はこちらから
MFIインジケーターはFXで使うべきインジケーター?
MFIは出来高も計算に組み込んでくれる、優秀なオシレーターです。
オシレーター系インジケーターで何を使うか悩んでいる方は、使ってみて損はないでしょう。
また、繰り返しにはなりますが、出来高という情報は相場分析において抜けがちな傾向にあるので、思い当たる方は是非MFIをはじめとした出来高関連のインジケーターを導入してみてください。
きっと、相場分析の幅が広がるはずです。
MFIインジケーターまとめ
今回はMFIについて解説しました。
特徴をまとめると、
☑️ 値動きと出来高を計算に組み込んだオシレーター系インジケーター
☑️ RSIに似ており、相場の転換ポイントを見極めることが主な使い方
☑️ エントリーポイントの目安にする際は、20,80ラインを妥協せずに守る
といった内容のインジケーターになります。
オシレーター系のインジケーターで何を使うか迷っている方は、是非試してみてはいかがでしょうか。