こんにちは!
シェリーです。
本記事では、日本人利用者の非常に多い有名海外FX会社のIFC MarketsがEA(自動売買)を運用していく上で適したFX会社であるかを7つのポイントに分けて解説していきます。
海外FX会社にはかなりの数があり、「これからEA(自動売買)を使用してFXトレードをしていきたいけど、どこが適しているのかわからない」といった悩みをお持ちの方の参考になればと思います。
FX会社を選択する際には多くのトレーダーが手数料がなるべく安い業者を探す傾向にありますが、スプレッドや手数料以外にも重要なポイントはたくさんあります。
いくらスプレッドが狭くても出金ができないような悪質なFX会社であれば意味がありませんし、DD方式を採用しストップ狩りを横行するようなFX会社では安心してトレードを行う事はできません。
なので、今回のレビューではIFC MarketsがEA(自動売買)を稼働させる上で安全かどうかという点について様々な観点から解説しますので、良ければ参考にしてみてください。
この記事の目次
IFC MarketsはEA(自動売買)運用する上で安全な会社?
当たり前の事ですが、EA(自動売買)を稼働させるFX会社を選択する上で一番重要なポイントは安全性です。
自分が購入したEA(自動売買)を使用する場合や、FX会社が発信するPAMM・MAM・シグナルを使用する場合でも、FX会社が安全でなければいくら自動売買(EA)やシグナルが優秀でも安心して取引する事ができません。
自動売買(EA)取引を検討する場合には、まずFX会社の安全性が高いかどうかを最優先に確認しましょう。
会社の背景
IFC Markets かんたん紹介
・2006年に創業され、先物・オプション為替市場取引のブローカーとして14年間以上運営
・4つのグループ会社にて構成されている
・取引商品(通貨ペアや貴金属など)が豊富
IFC Marketは創業14年と海外FX会社の中では運営期間が長めの部類に入り、その取引商品の豊富さ(通貨ペアなど)が売りとなっているブローカーです。
IBパートナープログラム、ポートフォリオ、分析エキスパートによるテクニカル分析など、色々なコンテンツが用意されており、トレードを有意義に進めていくことはもちろん積極的に利益を狙っていくことができるFX会社の一つになります。
一つ難点としては、どちらかと言うと日本以外でのサービス展開が強いので日本ではあまり認知されておらず、ホームページの日本語も完全とは言えないということが挙げられます。
グループ会社について
IFC Marketsのグループ会社は以下です。
グループ会社一覧
・IFCMARKETS. CORP.
・IFCM CYPRUS LIMITED.
・NetTradeX Limited.
・IFC Markets Ltd.
IFC Marketsはこれら4つの会社で構成され、世界で様々な金融事業を展開しています。
私たちが利用するFX取引サービスにおいては、IFCMARKETS. CORPにて運営されています。
IFCMARKETS.CORPは英国領のバージン諸島で設立され、British Virgin Islands (BVI FSC)のライセンスを取得し、許認可・規制を受けています。
金融ライセンス登録
FX会社が信頼できるかどうかを判断する基準として、金融ライセンスの取得状況があります。
金融ライセンスを取得していないFX会社は論外ですが、EA(自動売買)を使用するか否かに関わらず金融ライセンスの取得状況は必ず確認する必要があります。
また、金融ライセンスはどんなものでもいいから取得していれば良いというものではなく、ライセンスの種類によって信頼度が異なってきます。
以下にて金融ライセンス別の信頼度を紹介しますが、FX会社によってはあえて信頼度の高い金融ライセンスではなくオフショアのライセンスを取得している事があります。
この理由は、Tier1の金融ライセンスを取得すると「1:500」といった高レバレッジを提供できなくなってしまうためです。
それでは、IFC Marketsグループのライセンス取得状況を見てみましょう。
※IFC Marketsより転載
FXブローカー業を営むIFCMARKETS.CORPは英国領バージン諸島で設立され、BVI Financial Services Commission(FSC)の許認可(ライセンス)を得ています。
Tier-3区域のライセンスにはなりますが、そのおかげで最大レバレッジ400倍の取引を可能としています。
預金方法・引き出し手続き
次に、FX会社の非常に重要な部分である資金の入出金について、IFC Marketsがどうなっているのかを解説します。
入金について
IFC Marketsの取引口座入金方法は以下のようになっています。
入金方法 | 手数料 | 最小入金額 | 最大入金額 | 反映時間 |
銀行送金 | なし(振込手数料を除く) | 10,000円 | 記載なし | 1~3日 |
クレジット決済(JCB,VISA,Mastercard) | なし | 10,000円 | 300,000円 | 即時 |
bitwallet | なし | 1,000円 | 制限なし | 即時 |
Skrill | なし | 500円 | 500,000円 | 即時 |
Bitcoin | なし(ブロックチェーン手数料を除く) | 0.001BTC | 記載なし | 即時(ブロックチェーンの混雑具合で変動) |
一般的な入金手段は一通り網羅されており、入金スピードなども早いので特に不便なところはありません。
海外FX会社ではbitwalletといったペイメントサービスでの入金が主流となので、普段からbitwalletを使っている方はスムーズに入金を完了できます。
また、入金手数料に関しては基本的にIFC Markets側の全負担となっているので、「手数料がもったいない」といった心配は無用です。
※銀行振込時の送金手数料は自己負担となるのでご注意ください
出金について
IFC Marketsの出金方法は以下のようになっています。
出金方法 | 手数料 | 最小出金額 | 最大出金額 | 反映時間 |
銀行送金 | 仲介銀行&為替手数料 | 10,000円 | 記載なし | 2~3日 |
クレジット決済(JCB,VISA,Mastercard) | 1,500円 | 5,000円 | 100,000円 | 1~5日 |
bitwallet | 824円+100円(トランザクションあたり) | 1,000円 | 制限なし | 数分 |
Webmoney | 0.8%(最大5,000円) | 100円 | 制限なし | 数分 |
NETELLER | 2.0%(100円~3,000円) | 500円 | 制限なし | 数分 |
Skrill | 1.0% | 500円 | 500,000円 | 数分 |
Bitcoin | なし(ブロックチェーン手数料を除く) | 0.001BTC | 記載なし | 即時(ブロックチェーンの混雑具合で変動) |
ちょっと全体的に手数料が高めの印象となっています。
手数料的にも出金スピード的にもbitwalletが一番効率が良く、入金&出金をbitwalletで完結させるのが手っ取り早いし安く付きます。
また、全体的に出金時は入金時に比べ処理時間が長めなので注意しましょう。
顧客資産の保全制度
EA(自動売買)を稼働させるか否かに関わらず海外FX会社で確認するべき項目として、FX会社が破綻した場合に顧客が預け入れていた資産がどういった扱いになるかという事があります。
国内業者の場合には預け入れられていた資産を保全する事が義務化されていますが、海外業者の場合にはFX会社ごとに保全方法を確認する必要があります。
特に自動売買(EA)では裁量トレードと異なり口座を放置する傾向にありますので、いつの間にかFX会社が破綻していたといった万が一の事態に備えて保全制度は必ず確認するようにしましょう。
また、保全方法は主に2種類ありますので、それぞれ解説していきます。
信託保全
FX会社が顧客から預かった資金を銀行などの第三者へ信託する事によって顧客資産を守る方法です。
万が一FX会社が破綻した場合でも、顧客の資産は第三者によって保管されているため、安全に保管されます。
もし仮に第三者が破綻したとしても、顧客資産は第三者の資産とは別管理になっているため、全額保証が可能となります。
分別管理
FX会社が顧客資産と運営資金を別々に管理する事により、万が一破綻してしまった際に顧客資産を保全する方法です。
この方法の場合、FX会社が破綻した際に顧客資産が差し押さえの対象になってしまう可能性があるため、信託保全と違い確実に戻ってくるという保証はありません。
IFC Marketsの保全制度は?
IFC Marketsにおける顧客資産の保全制度に関しては、分別管理のみとなっています。
顧客資産は分別管理され、米最大業者AIG EUROPE LIMITEDの賠償保険をかけているため、万が一IFC Marketsが破綻した場合にも資産を保証してくれる可能性があります。
しかし、それはあくまで可能性であって、必ず全額保証してくれるという約束があるわけではないので、分別管理を過信せず、最悪のケースを想定して口座資金はしっかり管理する事が望ましいです。
サポート体制
海外FX会社で自動売買(EA)を稼働して取引を行うと、トレードや引き出しに関する問題など様々な問題が発生する事があります。
トラブルの際にはFX会社の運営会社に問い合わせる事になりますので、EA(自動売買)を稼働するFX会社を探している場合にはサポート体制を確認しましょう。
IFC Marketsのサポート体制
お問い合わせには、ライブチャット、スカイプ、電話、メールフォームなど様々な手段が用意されています。
ライブチャットは海外のFX会社でよく使われているお問い合わせ方式で、LINEのような感じでリアルタイムにメッセージをやり取りすることができます。
とても便利で使いやすいので、疑問点がある場合には積極的に問い合わせてみましょう。
海外のサービスを利用する時には不安も多いですから、サポート面はしっかり気にしていきたいところです。
口コミ(世界最大規模のFX Community Forex Peace Armyより)
IFC Marketsなどの海外FX会社でEA(自動売買)を運用したい場合には、海外の提示版で口コミを確認する事ができます。
提示版以外にも、TwitterといったSNSなど確認できる媒体はありますが、世界で最大規模のFXコミュニティであるFPA(Forex Peace Army)のレビューは一目置く価値があります。
FX会社の運営陣においてもFPAの評価やレビュー内容にかなり敏感になっており、悪いレビュー(クレーム等)に対する運営の返答・弁解なども確認する事ができます。
上図がIFC Marketsのレビューで、星2.2242のレビュー数32と、かなり微妙な評価とレビュー数になります。
実際のレビューに関しては数が少ないのでなんとも言えませんが、全体的にクレームのようなレビューが多い印象なので、具体性に欠けているレビューは気にしないようにする方が良いと感じました。
IFC Markets公式による返信も見受けられなかったので、どのクレームに関しても真偽は不明です。
どうしても気になるようであれば、直接運営に問い合わせてみる必要があるでしょう。
FX会社を選択する上で、どういったトラブルが発生する可能性があるのかを把握することはトラブル回避に直結します。
FX会社を選択する際に、そのFX会社に関するレビューには敏感になっておきましょう。
※レビューには嘘の情報なども混じっている可能性があるので、全てを鵜呑みにする事は危険です。
IFC MarketsはEA(自動売買)運用をする上で手数料は適切?
EA(自動売買)でトレードを行う場合には、自動売買のトレードスタイルに合わせたFX会社を選択する事が非常に重要です。
スキャルピングのような頻繁にトレードを行うEA(自動売買)を稼働させる時に、スプレッドの広い(手数料の高い)FX会社を選んでしまっては、利益を上げる事が困難になります。
また、そもそもスキャルピングを禁止しているFX会社も存在します。
FX会社では注文方法によってスプレッドやLotあたりの手数料などの条件が異なるのが当たり前なので、事前に口座タイプの詳細を確認する事が必須というわけですね。
※稀に手数料の体系があまりにもややこしいFX会社があるので、そういったところはなるべく避けるようにしましょう。
それでは、IFC Marketsが手数料という点でEA(自動売買)を稼働させるのに適したFX会社なのかどうかを確認していきましょう。
料金体系は明確か
「実際にEA(自動売買)を稼働すると把握していないところで手数料が発生した」といった事態は、事前に料金体系を確認しておく事で確実に避ける事ができます。
IFC Marketsでは、それぞれの口座タイプ(Micro口座、Premium口座、ZeroSpread口座)でスプレッド&手数料を提示しているので、これらをしっかり確認しておけば知らず知らずの内に手数料を取られる事はありません。
スプレッドの幅は狭いか
IFC Marketのスプレッドは、最小でスタンダード口座(Standard-Fixed)の1.8pips(ドル円とユーロドル)となっています(2020年8月現在)。
通貨ペアごとのスプレッドの詳細は以下のページで確認可能です。
比較対象としては、日本で人気のFX会社であるGemForexで最小1.4pipsとなっているので、決して狭いスプレッドとは言えません。
IFC MarketsのEA(自動売買)運用が可能な口座タイプ別の特徴や違いとは?
FX会社には複数の口座タイプが用意されている事が基本で、ユーザーはその中から任意で選択する事になります。
EA(自動売買)でトレードを行う場合には、FX会社が提供している口座タイプの中でEA(自動売買)のトレード手法に適した口座タイプを選択する必要があります。
口座タイプによってロットサイズ・スプレッド・手数料などが全て異なり、自動売買(EA)が使えない口座を提供している場合もあります。
自動売買(EA)で資金運用を考えている場合には、FX会社が提供している口座タイプの特徴を把握し、ベストな口座で運用を開始するよう心掛けましょう。
IFC Marketsが提供する口座タイプ
IFC Marketsでは口座タイプが3種類用意されています。
Standard-Fixed | Micro-Fixed | Demo-Fixed | |
最小入金額 | 100,000円 | 100円 | なし |
最小スプレッド | 1.8pips~ | 1.8pips~ | 1.8pips~ |
取引時の手数料 | なし | なし | なし |
口座通貨 | ドル、ユーロ、円 | ドル、ユーロ、円 | ドル、ユーロ、円 |
プラットフォーム | MetaTrader4 | MetaTrader4 | MetaTrader4 |
レバレッジ | 最大200倍 | 最大400倍 | 最大400倍 |
ストップアウト | 10% | 10% | 10% |
最小ロット数 | 0.1ロット | 0.01ロット | 0.01ロット |
IFC Marketsでは、簡単に
・初心者用(Micro-Fixed)
・中級者以上用(Standard-Fixed)
・練習用(Demo-Fixed)
という形で口座タイプが分けられています。
また、全ての口座タイプ共通でEAの利用可能となっています。
IFC Marketsが提供する口座タイプ別の特徴や違い
IFC Marketsでは3種類の口座タイプが存在するとのことでしたが、具体的にはどのような違いがあるのかを詳しく見ていきましょう。
Micro-Fixed口座
注文ロット数(最低) | 0.01Lot~ |
初期入金額 | 100円 |
レバレッジ | 400倍 |
スプレッド | 1.8pips~ |
手数料 | なし |
ストップアウト | 10% |
Micro-Fixed口座は、最小入金額が小さいライト層向けの口座となっていますが、口座残高の上限が50万円までという制約があるので、それ以上に資金が増えた場合には強制的にStandard-Fixed口座へ資金を移動する必要が出てきます。
Micro-Fixed口座だけレバレッジ倍率が大きいのはそれが要因です。
まずは50万円を目指す口座とも言えるでしょう。
マージンコール / ストップアウトとは
取引口座の「証拠金維持率」が一定割合を下回ると警告(マージンコール)が出て、更に一定割合を下回るとストップアウト(強制的なポジション決済)されるという仕組み。
負けすぎ防止機能のようなもの。
チェック
Micro-Fixed口座はライト層やお試し目的の方向けの口座!
迷ったらこれを開設しておけばOK!(最初からガッツリ取引したい場合を除く)
Standard-Fixed口座
注文ロット数(最低) | 0.1Lot~ |
初期入金額 | 100,000円 |
レバレッジ | 200倍 |
スプレッド | 1.8pips~ |
手数料 | なし |
ストップアウト | 10% |
Standard-Fixed口座は、ガッツリ資金を入れてガッツリ取引したいという方向けの口座タイプになります。
Micro-Fixedとの大きな違いはやはりレバレッジ倍率でしょう。
口座資金にこれといった制限がないので、大きな金額&ロット数で取引できる代わりにレバレッジ倍率が200倍に抑えられています。
他はほとんど変わらないので、取引するにあたって資金をどれぐらい用意しているのかどうかで使い分ける形になります。
チェック
Standard-Fixed口座は資金がたくさんある人向け!
基本的にはMicro-Fixed口座と変わらない
Demo-Fixed口座
注文ロット数(最低) | 0.01Lot~ |
初期入金額 | なし |
レバレッジ | 400倍 |
スプレッド | 1.8pips~ |
手数料 | なし |
ストップアウト | 10% |
Demo-Fixedはどこにでもある一般的なデモ口座と思ってもらえれば問題ありません。
「まずはIFC Marketsの使い方に慣れたい」という方は開設してみると良いでしょう。
チェック
Demo-Fixed口座では最大レバレッジである400倍でトレードの練習が可能!
※ゼロカット機能について
IFC Marketsでは、全ての口座タイプに共通で「ゼロカット機能」が搭載されており、口座残高がマイナスの状態でロスカットが行われた場合に追証の支払い義務が生じないようになっています。
万が一、残高がマイナスになった場合でも入金した金額以上の損失が生じる事がない為、安心してEA(自動売買)を稼働する事ができます。
IFC MarketsはEA(自動売買)運用に適した注文方式を提供しているの?
EA(自動売買)で運用をするにあたり、FX会社がどのような注文方式を採用しているかは非常に重要な要素となります。
実はFX会社によって注文方式というのは異なり、その注文方式によってスプレッドや手数料の大きさが変動してくるという特徴があります。
スプレッドや手数料は注文方式とセットで確認を行わないと、思いもよらない罠が存在する場合があります。
最悪の場合、FX会社がトレーダーの資金を溶かす為にスプレッドを調節するなんて事が発生しかねないため、必ず確認するようにしましょう。
FXの注文方式について
以下が主なFX会社が提供する注文方式です。自動売買(EA)を稼働させる場合には、特徴を理解した上でFX会社を選択する必要があります。
細かい特徴は上の表からわかりますが、大きく分けるとDD方式とNDD方式に別れています。この2つだけは必ず理解する必要があります。
DD方式ではトレーダーの注文がインターバンクに流れる事はなくFX会社内で完結する事が特徴です。負けトレーダーが多いとFX会社の利益に繋がる形態となっており、トレーダーからの注文をインターバンクに流しているわけではないので、取引操作が可能です。
極端な例では、自動売買で勝ち続けているトレーダーに対して約定拒否や悪質なリクオートを行う事や、最悪の例だと口座凍結を行う例もあります。
Web上での情報では頻繁に「DD方式の業者は詐欺だから避けましょう」というような事を見かけますが、必ずしもDD方式を採用している業者が悪いというわけではありません。
最近ではSNSですぐに悪い噂は広まりますので、DD方式を採用している業者を選択する場合には口コミをしっかりと確認すれば問題を避ける事ができます。
一方でNDD方式(Non Dealing Desk)ではトレーダーの注文はリクイディティプロバイダーを通じて直接インターバンク市場に流れます。
NDD方式はFX会社の取引介入はない為、非常に透明性が高い注文方式です。
FX会社はトレーダーの取引から手数料を徴収する事でのみ利益を得ますので、スキャルピングを禁止したり約定拒否をする理由がない形態です。
IFC Marketsの注文方式の種類
IFC Marketsの注文方式に関しては、全口座タイプ共通でNDD(ノンディーリング)のECN方式を採用しています。
注文方式をしっかり公表していない海外FX会社は意外と多いので、それをしっかりホームページで教えてくれているというのはポジティブポイントです。
FX会社を利用する上でこの注文方式を頭に入れておく事は非常に大切で、トレードをしている時、提示されている情報に対して注文に違和感を感じる事が多ければ、「何かやってるな」と判断する事ができます。
これに気付くだけでも、悪いFX会社に搾取される事を防げますので、必ず意識していきたいところです。
IFC MarketsでEA(自動売買)運用をする場合のメリット・デメリットとは?
IFC Marketsに限られた事ではありませんが、EAをFX会社で運用する場合にはメリットとデメリットが存在します。
IFC MarketsでEAを運用する上でどのようなメリットやデメリットがあるのかを紹介します。
メリット
メリット
・裁量トレードのように常にチャートを見る必要がなく自動で運用する事ができる
・トレンド相場以外では安定して利益を出す事ができる
・EA(自動売買)がある裁量トレードと違い、感情に左右されない論理的なトレードを繰り返す事ができる
・IFC Marketsでは、日本人に対するサポート体制が万全である
EA(自動売買)の最大のメリットはやはり自動で運用してくれる事です。
裁量でも儲ける事ができる人の中でも、半分EAで運用したりと工夫をする事でトレードに張り付くような時間を減らす努力をしている方も少なくありません。
また、裁量と比較してFXに対する深い知識が必要なく一度性能の良いEAを見つける事ができれば自動で運用をお任せする事ができます。
さらに、日本人ユーザーが非常に多いためかなり多くの口コミを確認する事ができます。
デメリット
デメリット
・儲かるEA(自動売買)を探すのに時間が掛かる
・トレンド相場に対応する事ができるEA(自動売買)は非常に少ない(完全にはできない)
EA(自動売買)の最大のデメリットとしては、トレンド相場への対応力が裁量と比較して低い事です。
最近ではニュースフィルター機能を搭載しているEA(自動売買)や、主要な経済イベント前後のトレードを避けるEA(自動売買)など、トレンド相場を避けるEA(自動売買)がありますが裁量並みの対応をできるものがないのが現状です。
Brexitやコロナ禍など、急激なトレンド相場に対する対応力についてはEA(自動売買)の最大の課題と言えます。
IFC MarketsでEA(自動売買)運用をする場合の種類とは?
IFC Marketsで自動売買(EA)を稼働する場合には様々なパターンが存在します。
IFC MarketsではWindows版、Mac版、Linux版の3種類のMT4が用意されていますので、MacBookしか持っていない人でもMT4を利用する事ができます。
Broker運営のシグナル・コピートレード
FX会社によってはFX会社独自のシグナルトレードやコピートレードを提供している事があります。
IFC Marketsでは独自のシグナルやコピートレードが用意されていない為、自動売買を行いたい場合は自身でEAを入手する必要があります。
MT4/MT5プラットフォームで自動売買を行う
IFC MarketsではMT4でEA(自動売買)を稼働させる事ができます。
EAの入手方法に関してはいくつかの方法が存在するので、紹介していきたいと思います。
GoGo Jungleで自動売買(EA)を購入する
GoGo JungleはEA(自動売買)の入手場所として日本人に人気があります。
GoGoJungleのマーケットプレイスでは、登録者が自由にEA(自動売買)の売買を行う事ができます。
種類がかなり豊富で、主に日本人が作成したEA(自動売買)が販売されています。
IFC MarketsでもGoGoJungleで入手したEA(自動売買)を使用する事が可能です。
以下がGoGoJungleのEAを検索する画面です。
4,000件以上のEA(自動売買)があり、種類はかなり豊富です。上の画像は利用者数が多い順での表示ですが、レビューの数からも利用者数の多さがわかります。
また、右下の赤ワクの部分にチェックを入れる事によってIFC MarketsのMT4/MT5で稼働が可能なEA(自動売買)を探す事もできます。
GoGoJungleを使うメリット
・GoGoJungleは金融商品取り扱い法に定められる投資助言業・代理業を保有しているので安心
・サイトは全て日本語ですので日本人には使いやすい
・気軽に検索をする事ができる(収益率・PF・取引回数・価格・最大ドローダウン・最大ポジション数)
・日本人によるレビューも多く、実際に使用している人の感想を確認できる
・バックテストの結果がのせられている事が多い
GoGoJungleを使うデメリット
デメリット
・Liveアカウントのフォワードテストの結果が載せられているものが少ない
・FX会社の取引履歴とトレーダーのMT4の取引履歴が一致しているかを確認するような仕組みはない
・EA(自動売買)によってはMyfxbookによって公開されているものもありますが、かなり少ないのが実情
IFC MarketsでEA(自動売買)を始める事を検討していて、まずは日本人向けのわかりやすいEAを探しているならGoGoJungleはかなりオススメです。
MQL5上の自動売買(EA)を購入・シグナル購読をする
MQL5.CommunityではEA(自動売買)の購入・シグナル購読の2つが可能です。
EA(自動売買)とシグナルの種類は世界最大級です。
MQL5のマーケットではEA(自動売買)の購入、シグナルではシグナル購読による自動売買が可能です。
IFC Marketsでは、Auto口座でこのMQL5コミュニティのシグナルをリンクさせることが可能となっています。
メリット
メリット
・EA(自動売買)のトレードスタイルから絞り込んで検索する事ができる
・レビュー件数は非常に多く、購入・シグナル購読をした人のみがレビューを書く事ができる為、信頼できる
デメリット
デメリット
・EAの販売ページは英語のものがあるので、英語がわからないとEA(自動売買)の特性は理解できない
・Live Accountのフォワードテスト結果が公開されているものは少ない
・販売後のサポート体制については不明なものが多い
IFC MarketsでEA(自動売買)を始める事を検討していて、海外のEAを視野に入れて幅広く独自で探していきたいという中・上級者にはMQL5でEAを探す事をおすすめします。
海外EAを購入する * おすすめ!
海外EAを購入する場合には、GoGoJungleやMQL5のようなマーケットプレイスではなく海外EAのホームページで購入する必要があります。
例えば、以下のFXSTABILIZERというEAです。
※IFC MarketsのMT4/MT5上でも、海外EA(自動売買)は稼働する事が可能です。
海外EAのサイトは無数にありますが、安定して利益を出しているようなEAは限られますので基本的にはある程度知名度がある海外EAから選ぶ事になります。
海外EAを探すのに慣れますと、海外EAの公式データの提供方法がどれだけ透明性が高いものかを知る事ができます。
メリット
メリット
・EAによってはサポート体制や返金保証が手厚い
・EA運営陣による公式Live AccountのフォワードテストがMyfxbook上で公開されている事が多い
・海外EAの中には優秀なものが存在している
・ある程度有名な海外EAの場合には、複数Userによるフォワードテスト結果をみる事ができる
・Forex Peace Army(FPA)にEAのレビューが載っているので、使用した感想を確認する事が可能
デメリット
デメリット
・EAの販売ページは英語な事が多い為、英語が理解できない場合にはGoogle翻訳に頼る事になる
・本当に儲かるEAを探す為にはリサーチ力が必要
IFC MarketsでEA(自動売買)を始める事を検討されている方で、自分の実力でリサーチを行って性能の高いEAを手に入れたいと思われている上級者には、海外EAがおすすめです。
IFC MarketsでEA(自動売買)運用を行う場合の環境設定
IFC Marketsのみならず、自動売買(EA)を使用する場合には自動売買に適した環境設定を行う必要があります。
MT4で自動売買(EA)を稼働させる場合
IFC MarketsでMT4/MT5を使用してEAを稼働する場合には、大きく分けて2つのパターンがあります。
- EA(自動売買)を稼働している間にパソコンの前でトレードを観察して、時にはマニュアルでトレードを行う
- EA(自動売買)を設定後、完全放置の完全にお任せでトレードを行う
EA(自動売買)を稼働している間に「時々は裁量取引を混ぜていきたい」というケースでは、特別な設定は必要ありません。
MT4/MT5でEAを稼働している間も、必要だと感じた時だけ裁量取引を行う半マニュアルトレードが可能です。
ただ、EA(自動売買)を稼働させた後、PCの電源を24時間付けっぱなしにする事ができない環境である場合、VPSというツールを使う必要が出てきます。
自動売買(EA)はVPSが必須
IFC MarketsでEA(自動売買)を常に稼働させ続ける為にはパソコンを24時間365日稼働し続ける必要があります。
MT4を起動したままにしなければEAは稼働できないからです。
その悩みを解消してくれるのがVPS(Virtual Private Server)です。
簡単に説明すると、インターネット上のパソコンを24時間365日貸してもらえるサービスです。
最近では、家のパソコンを外出している時にもリモートで操作する事ができますが、そのイメージにとても似ています。
インターネット上のパソコンではありますが、いつでもアクセスして操作をする事ができるのは非常に便利です。
自分が寝ている時も、飛行機に乗っている時も、いつでも年中無休でEAを稼働し続ける事が可能になります。
完全にEAを放置し続けるタイプのトレーダーは、間違いなくVPSを使用しています。
これからIFC MarketsでEA(自動売買)を使用していきたい方は必ず通る道になります。
VPSのメリットとデメリット
IFC MarketsでEA(自動売買)を稼働する際に、常にインターネット上でパソコン1台を年中無休で稼働し続ける事のできるVPSですが、メリットとデメリットが存在します。
メリット
メリット
・万が一、家が停電になり回線が途切れた場合でもVPSであれば安定して常にMT4を稼働し続ける事ができるので安定性が高い
・スマホに限らず、VPSに接続が可能な端末であればどこからでも操作が可能なので汎用性が高い
・FX会社によっては利用条件を満たす事で無料で利用できる事がある為、コスパが高い
・家のパソコンがMacのみの場合でも、VPS接続を行えばWindow版のMT4をVPS上で使用する事ができる
・VPSを使用したスペックの高い取引環境であれば、スキャルピングのような負荷が高いトレードも安心
デメリット
デメリット
・FX会社が無料で提供している場合を除き、1,500円/月以上の固定費が掛かる
・CPUやメモリのスペックが低すぎるとエラーが発生する事がある
メリットとデメリットを挙げたものの、IFC MarketsでEA(自動売買)を24時間稼働させるためにVPSは必要となります。
EA(自動売買)を安定して稼働させるために必要なものなので、メリットとデメリットを理解した上で運用を行いましょう。
VPS提供業者
EA(自動売買)を稼働させ続ける為のVPS提供業者には、大きく分けて2つ存在します。
一般的にVPSを使用する場合にはVPS提供の専用業者からサービスを購入するか、もしくはFX会社が自社で提供するVPSを使用するかです。
IFC Marketsが提供するVPSを使用する場合
IFC Marketsは自社独自でVPSを提供していない為、専門業者のVPSを利用する必要があります。
VPS専用の業者からVPSを利用する方法
海外の業者も入れるとたくさんのVPS業者が存在しますが、よく使用されるVPS提供業者は2社です。
それは、「お名前.com」と「使えるネット」です。
どちらも説明が不要なほどEAを使用しているトレーダーには有名です。どちらもデータセンターは国内とニューヨークから選択する事ができます。
どこが安全とは断言する事は難しいですが、天災による停電のリスクを考えるならばニューヨークのほうが万全と言えます。
価格に関しては、どちらも頻繁にキャンペーンをしている為、IFC MarketsでEA(自動売買)を稼働する為に借りるのであればその時にあった業者を選択しましょう。
正直なところ、サービスの内容に大きな差はないのであまり悩む必要はありません。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、IFC MarketsがEA(自動売買)を稼働するのにオススメできるかどうかを解説しました。
IFC Marketsは海外で主に展開されているFX会社で、日本でのサービスはサポート体制など含めまだまだ発展途上です。
ただ、運営期間が非常に長いこと、NDD(ノンディーリング)方式の注文方式であることから、非常に透明性の高いFXブローカーであることは確かです。
また、IBパートナーシステムや、独自の相場分析(分析エキスパートによるテクニカル分析等)など、嬉しい要素も用意されているので、上手く使えば効率的に資産を増やすことができるでしょう。
今後、日本でも更に発展していくと予想されるFX会社ですので、是非利用を検討してみてください。