こんにちは。

シェリーです。

 

 

今回は、i-Sessionsというインジケーターをご紹介します。

 

 

FXは世界中で親しまれている投資ですが、そのFXの題材である為替を扱っている為替市場というものがあります。

為替市場は世界中の様々な国に存在しますが、中でも取り分け取引量の多い三大市場なるものがあります。

そして、この三大市場はそれぞれ取引可能な時間帯が異なり、それぞれに特徴・癖があることで有名です。

 

世界の三大市場と取引可能な時間
東京市場 | AM9:00 ~ PM5:00
ロンドン市場 | PM5:00 ~ 翌日AM2:00
ニューヨーク市場 | PM10:00 ~ 翌日AM7:00
※GMT+8
※サマータイム

 

FXでトレードをするにあたって、現在の時刻がどこの市場の取引時間にあたるのかという情報はかなり重要です。

世界最大の取引量を誇るロンドン市場ではボラティリティがグンと大きくなりますし、ニューヨーク市場では様々な経済指標が発表されます。

そんなファンダメンタルズ要素が大きいところでロウソク足ばかり見ていると、予想を裏切られるケースは少なくないです。

 

 

しかし、チャートをずっと見ていると、集中しすぎて時間を忘れてしまうことがあるかと思います。

i-Sessionsはそんな人の為に、現在の時刻がどこの市場の時間帯であるかをチャートに表示してくれます。

うっかり市場を無視してトレードしてしまうことを回避することが出来ますね。

 

 

そんなi-Sessionsですが、具体的にはどのような機能があるのか、詳しく見ていきましょう。

 

 

MT4で市場を色分けできるインジケーターi-Sessionsとは?

i-Sessionsでは、指定した時間帯のロウソク足の背景に色を付けることが出来ます。

三大市場の時間帯にそれぞれ好きな色を付けることで、ずっとチャートを見ていても時間感覚を忘れずにトレードが可能となります。

 

 

機能としては背景色を付けるだけのシンプルなインジケーターとなので、なかなか使い勝手が良いです。

 

 

i-Sessionsの使い方とは?

i-Sessionsは、時間帯と色を自分で設定することによって、三大市場はもちろんのこと、自分の好きな時間帯だけに背景色

を付けることも可能となっています。

 

 

パラメーターについて

 

パラメーター項目について

・Number of Days
背景色を表示するロウソク足の本数
※50に設定すると、直近50本分のロウソク足にのみ背景色が付く
・Asia Begin
東京市場の開場時間
・Asia End
東京市場の閉場時間
・Asia Color
東京時間の背景色
・Eur Begin
ロンドン市場の開場時間
・Eur End
ロンドン市場の閉場時間
・Eur Color
ロンドン時間の背景色
・Usa Begin
ニューヨーク市場の開場時間
・Usa End
ニューヨーク市場の閉場時間
・Usa Color
ニューヨーク時間の背景色

時間はGMT(グリニッジ標準時間)での入力となりますのでご注意ください。

※日本時間はGMT+8なので、日本時間より8時間遅れた時間を入力する必要があります。

 

 

三大市場以外の目印にすることも可能

上図では、東京時間の背景色を無しにすることで、ロンドン&ニューヨーク時間だけに背景色を付けています。

「東京時間はボラティリティが小さいから夕方〜深夜にしかトレードしない」という方は、こういう使い方も有りですね。

 

 

他にも、「9時〜14時は絶対にトレードしない」というルールがあった時に、9時〜14時に背景色を付けることで、「この時間はトレードしてはいけない時間だ」という目印にすることも出来ますね。

 

 

パラメーターにはAsia・Eur・Usaと書いてありますが、これは無視しちゃっても大丈夫です。

 

 

MT4で市場を色分けできるインジケーターi-Sessionsのダウンロード方法とは?

i-Sessionsは以下のURLからダウンロードすることが可能です。

https://www.mql5.com/en/code/7419

引用:MQL5

 

 

 

i-SessionsのMT4設定方法とは?

インジケーターをダウンロードした後、MT4に設定する手順を解説します。

 

MT4を起動し、画面左上のファイルからデータフォルダを開くをクリックします。

 

 

いくつかのフォルダが表示されますので、MQL4→Indicatorsの順でフォルダを展開していきます。

 

 

インジケーターを保存しておく専用のフォルダが開かれますので、ここに先ほどダウンロードしたi-Sessions2.mq4のファイルをドラッグ&ドロップしましょう。

 

 

MT4に戻り、画面左のナビゲーター部分で右クリック→更新を行います。

すると、インジケーター一覧の中にi-Sessionsが追加されています。

 

 

MT4の操作方法をもっと詳しく知りたい方はこちらから

 

 

MT4で市場を色分けできるインジケーターi-SessionsはFXで使うべき?

i-Sessionsは、うっかり忘れてしまいがちな時間をチャートで色表示し、見落とさない為に利用します。

なので、元々しっかり時間を管理していて、そんなミスをするわけがないという方には全く必要無いインジケーターになります。

 

 

時間管理に関しては、アラームを設定するなど他にも色々方法があると思いますので、i-Sessionsを無理やり使う必要は無いでしょう。

ただ、チャートに何かしらの目印を付けるという意味では、便利なインジケーターになり得ると思います。

 

 

時間の意識が甘いと感じている方は、一度お試ししてみてはいかがでしょうか。

 

 

MT4で市場を色分けできるインジケーターi-Sessionsまとめ

今回はi-Sessionsについてご説明しました。

特徴をまとめると、

 

☑️ 三大市場(東京・ロンドン・ニューヨーク)の時間帯に背景色を付けることが出来る

☑️ 三大市場以外にも好きな時間を設定することで、目印のような使い方が出来る

☑️ 使いすぎるとロウソク足が見づらくなるので、注意が必要

 

といった内容のインジケーターになります。

 

 

この手のインジケーターは使う人によっては便利ですが、むしろ邪魔になってしまうケースもあります。

自分に必要だと判断した場合には、使ってみていただければと思います。

 

 

また、あんまり濃い色を背景色にすると目が疲れやすくなるので、なるべく薄くて目に優しい色を設定すると良いでしょう。
※本記事の画像ではわかりやすく赤・青・黄を使っていますが、これは間違いなく目が疲れます(笑)

 

 

使えるものは使い、質の高いトレードを心がけていきましょう!

 

 

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