こんにちは!
シェリーです。
今回は、MT4におけるインジケーターの作成代行について解説していきます。
この記事で解決できること
・MT4のインジケーター作成は代行が可能なのか
・MT4のインジケーター作成を代行するメリット・デメリット
・MT4のインジケーター作成は代行を丸投げするメリット・デメリット
・MT4のインジケーター作成は代行の料金はどれくらいなのか
・MT4のインジケーター作成の代行をお願いする時の重要なポイント
・MT4インジケーター代行は著作権・ソースコードの守秘義務は徹底しているのか
MT4のインジケーター作成の代行についてどういったものなのか知りたい方には、きっと参考になるのでは無いでしょうか。
それでは、実際にMT4のインジケーター作成は代行が可能なのかどうか、という点からお話していきたいと思います。
この記事の目次
MT4のインジケーター作成は代行が可能?
結論から言うと、MT4のインジケーター作成は代行が可能です。
オリジナルのインジケーターを作りたいけど、プログラミングを勉強する時間を取れないという方には、
インジケーターの作成を代行サービスに依頼する事が出来ます。
専門のエンジニアに代行を依頼する為、自分でプログラミングを学ぶよりも圧倒的に早いです。
なので、コストよりもスピードを重視したい方には理想的だと言えます。
MT4インジケーターを代行するメリット・デメリットとは?
インジケーター作成の代行を依頼する際にどんな事に気をつける必要があるのでしょうか?
メリット・デメリットをまとめると以下の通りです。
メリット
・ロジックを簡単にツール化する事が出来る
・技術を習得する必要がない
・インジケーター作成ソフトなどでは対応出来ない複雑なロジックをツール化することが可能
デメリット
・ロジックの正確な言語化が必要
・ロジックの研究、複数パターンでのバックテストには不向き
では、これらの点を踏まえて、1ずつ解説していきましょう。
メリット①ロジックを簡単にツール化することが出来る
作成代行を依頼する一番のメリットとしてあげられるのは、手間がかからないという点です。
自分が普段使っているロジックを伝えるだけで、
自分の思い描いた、オリジナルのインジケーターを作成してくれる為、これほど簡単なことはないと思います。
メリット②技術を習得するが必要がない
「インジケーター 作成」などと検索をした際に多く出てくるのが、「インジケーターの作り方」です。
MT4を使用し、オリジナルのインジケーターを自作することは可能ですが、MT4のプログラミングをするにはMQL言語と呼ばれるC++言語を基にしたプログラミング技術の習得が必要な為、時間の都合上、勉強に割く時間がない方などは重宝すると言えます。
メリット③インジケーター作成ソフトなどでは対応出来ない複雑なロジックをツール化することが可能
オリジナルのインジケーターを作成するにあたって、作成代行以外にもインジケーター作成ソフトが存在します。
こちらは、必要項目を入力するだけで簡単にロジックをツール化する事が可能になりますが、簡単に出来る分、シンプルなツールしか作成できないというデメリットがあります。
自分が作りたいインジケーターのロジックが少し複雑になるだけで、作成ソフトでは対応できなくなってしまうので、
代行サービスを利用することにより自分の思い描いたロジックをツール化する事が可能です。
デメリット①ロジックの正確な言語化が必要
インジケーターの作成代行を依頼するにあたって、ロジックを正確に伝える必要があります。
自分の頭の中だけにあるものを第三者に伝えなければならないので、曖昧な表現ではなく、きちんと言語化した上で伝える事が大切です。
あまりにも言語化が曖昧で理解が難しい場合は、依頼を受け付けてもらえない事があるので注意しましょう。
デメリット②ロジックの研究、複数パターンでのバックテストには不向き
インジケーターの作成代行を依頼した場合、個人・法人でも変動はありますが、複雑なロジック程値段は上がっていきます。
その為、自分のロジックをい色々研究したかったり、複数のパターンでバックテストを取ろうとすると、どうしてもコストがかさむ為あまりおすすめは出来ません。
単純な数値の変更の場合は、パラメーターの設定をしてもらうのが良いです。
期間やシグマはパラメーターで設定できる様にして欲しいと伝えれば、設定を追加してくれます。
MT4インジケーター代行の時ロジックを丸投げのメリット・デメリットは?
インジケーターの作成代行を依頼する際、ロジックを丸投げする事も可能です。
ですがその場合どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
下記でそれぞれ見ていきましょう。
メリット①言語化が曖昧でも大丈夫
プログラミングをしている人でも一番難しいと言われているのが、ロジックの言語化です。
その難しい部分を全て丸投げしてしまい「こんなインジケーターを作って欲しい」と伝えるだけで、代行者が代わりに言語化しツール化をしてくれます。
メリット②考える時間が少なくなる
上記でも述べましたが、ロジックの言語化がインジケーターを作成する上で、一番難しいと言えます。
その一番難しい点を代行に任せてしまえばいいので、考える時間も手間も大幅に削減する事が可能です。
デメリット①複雑なもの程料金が高くなる
ロジックを丸投げする事によって料金が想像よりはるかに高くなる事があります。
それは「こんなインジケーターを作って欲しい」と依頼したロジックを言語化したら、とても複雑なものだった時です。
端的に伝え、複雑なものではないと思っていたら、実際にプログラムとして起した際に、実はとても複雑ロジックだという事があります。
その場合は、見積もりの段階で事前にわかる事なので、その額を支払うだけの価値があるかの精査をしましょう。
デメリット②自分のイメージしていたのもと違ってしまう
ロジックを丸投げすることによって一番多い問題がイメージと違っていたということです。
自分の頭の中にあるものを人に伝えるというのは、とても難しい為、
依頼者と製作者との間に相違が発生しやすいものです。
丸投げしてしまう分、製作者を信頼して依頼をする必要があります。
デメリット③後からの修正が難しい
上記で述べたように、依頼したものがイメージとは違った状態で上がってくる事があります。
アフターケアを設けている代行サービスが多いので、修正は可能ですが、
難しいのは修正内容を伝える事です。
ロジックを丸投げした分、依頼者側の内容の理解というのが浅いケースが多いです。
その際に、どこをどう修正したら思い通りのツールになるのかという改善策を立てられないという問題が発生しやすいので、後からの修正が難しいと言えます。
MT4インジケーター代行の料金の目安はどのくらい?
インジケーターの作成代行は、¥10,000〜¥100,000がおおよその相場です。
この値段の差は、作成の難易度が高く、作成するインジケーターが複雑なものであるほど値段は上がります。
また法人に依頼するか、個人に依頼するかでも変わり、インジケーター開発を行っている会社に依頼すると高い傾向にあり、個人でクラウドソーシングなどで依頼を請け負っている業者は比較的安い傾向にあります。
あまり複雑なインジケーターでなければ、比較的にコストのかからない個人に依頼するのがおすすめです。
MT4インジケーター代行をお願いする時に重要な3つのポイントとは?
インジケーターの作成代行を依頼する際、必ず抑えておくべき3つのポイントを紹介します。
ネット上で無料で配られているインジケーターを使うのではなく、自分が組み上げたロジックを他人に預けるわけですから、
少しでも信用出来るところに依頼する必要があります。
過去に代行を依頼した事がないという方は不明な点も多いと思うので、必ず目を通す様にしましょう。
実績があるか確認する
法人や個人でもWEBサイトで実績を紹介している場合は、必ず開発者の詳細や過去の作成案件を確認する様にしましょう。
個人でクラウドソーシングなどで、依頼を請け負っている場合は、必ず口コミや評価で実績を確認する様にしましょう。
また、信用している人やサイトで紹介しているところに依頼するのも間違いが起きづらいと言えます。
上記がどちらも難しい場合は、作成代行業者をまとめているサイト(とある技術者の金融工学など)もあります。
迷った場合は参考にしても良いかもしれませんが、必ず複数のサイトと比べるようにしてください。
複数に代行の見積もりを行う
作成代行を依頼をする際、一箇所ではなく複数の箇所に見積もりを出すのがオススメです。
作成元によって、値段のばらつきがあるでしょうし、対応の良し悪しも別れます。
なので、複数の箇所に見積もりを出してもらい、条件がいいところに依頼するのが良いですが、見積もり後のキャンセルを繰り返すと、その後相談料がかかる様になる業者もあります。
あまりにもキャンセルを繰り返すのは当然失礼な行為なので、マナーを守って利用しましょう。
もし値段を抑えたい場合には、上記で述べたようにクラウドソーシングを利用すると比較的コスト抑える事も可能です。
ex4ファイルではなくmq4で受け取る
完成したインジケーターを納品する際は、ex4ファイルではなく、mq4ファイルで受け取ることをお勧めします。
どちらもシステムは動作するのですが、ex4ファイルは実行ファイルなので、ソースコードであるmq4ファイルのように編集する事ができません。
無料で配られているインジケーターが編集出来ない場合もこの為です。
大半の作成代行は、ソースコードが外に漏れるのを防ぐために基本的にex4ファイルで納品し、mq4ファイルで納品を求められた場合は追加料金がかかります。
ツールの修正は依頼する事も可能ですが、長い目で見たとき等、修正を依頼しようとしたら会社がなくなっていたり、個人だと連絡がつかなくないなどのケースも考えられます。
そうなってしまった場合は、再度別の業者に同じロジックで作ってもらうか、1から自分で作るかしか選択肢がなくなってしまいます。
ex4ファイルだと今後インジケーターを修正をしたい時に出来なくなってしまうので、問題なく対応出来るようにmq4ファイルで受け取る必要があります。
MT4インジケーター代行をお願いする時の技術力の見極め方は?
初めてインジケーターの作成代行を依頼する際に、エンジニアの技術力をどうやって測ったら良いかわからないと思います。
エンジニアの技術力を見極めるポイントを、大きく2つに分けて紹介したいと思います。
アフターサポートがあるかどうか
技術力を確認する方法の一つとして、アフターサポートが充実しているかという事があげられます。
アフターサポートとは、
依頼したロジックと異なる動作を起こしたり、不具合が生じた際に、修正・返金等をするサービスです。
当たり前と思うかもしれませんが、サポート期間が短かったり、中にはサポートがない業者もあります。
アフターサポートが充実しているということは、依頼者が納得出来る商品を作れる技術力があるということです。
技術力がある分要望にはきちんと答えてくれるはずなので、修正して欲しい場合はきちんと伝えてお互いが納得のいくものを作れるようにしましょう。
また見積もりの際の、ロジックの確認やヒアリングを綿密にしてくれるところなどにも、技術力の高さや代行するうえでの責任を測る事が出来ます。
安すぎる値段設定には安かろう悪かろうに注意
「値段が安ければ品質が悪い。だから安い物に良い物はない」という意味です。
「インジケーター 作成代行」と検索すると沢山のサイトを目にする事が出来ます。
中には、このロジックをこんなに破格で!?といったところも目にしますが、
文字の通り、安いものには安いだけの理由があります。
上記で書いたように、アフターサポートが無かったり、問い合わせても一向に返事がこない、不具合の原因をFX業者のせいにしたりするところもあります。
作成代行において、腕のいいエンジニアに出会う事がその後を左右します。
レベルの高いエンジニアは、技術の安売りは決してしません。
MT4インジケーター代行をお願いする時のロジックの提案方法とは?
インジケーターの作成代行を依頼する際に、知らないと思わぬトラブルを起こす原因になってしまう事があります。
以下をきちんと把握した上で進められる様に、注意しましょう。
ロジックが漠然としていて形にならない場合に注意する
代行を依頼する際は、メールなど文章で伝える事がほとんどです。
その際にロジックを一義的に明確に表現する事を求められます。
これが明確化出来ない場合には、依頼を受け付けてもらえない事もあるので、ロジックは伝えられるよう言語化する必要があります。
の様に明記する必要があるので、曖昧な場合は自分のロジックが作成可能か、見積もりの際に相談してみるのも良いでしょう。
追加コストが発生しないように注意する
もしロジックの言語化がうまく出来ずに曖昧な表現になってしまったとしても、作成代行側のサポートで見積もりの際に、足りない部分を変わりに言語化をしてくれるケースもあります。
その際に、足りなかったロジック部分を追加するにあたりオプション料金が発生する場合があります。
想定していた料金より大幅に上がってしまう様な事もあるので、その場合は料金表を確認し、見積もりの段階で確認をしましょう。
前もって予算を伝えれば、予算内に収まる様にロジックを組んでくれる業者もあるので、相談に乗ってもらう様にしましょう。
MT4インジケーター代行は著作権・ソースコードの守秘義務は徹底しているの?
インジケーターの作成代行における著作権・ソースコードの守秘義務は守られていると言えます。
著作権
まず、代行依頼して作られたインジケーターの著作権は作成者側にあります。
これは、著作権法によって定められていて、インジケーターなどの著作物を委託した場合は、著作者であるプログラマー等に著作権及び著作者人格権が発生します。
納品の際に実行ファイルであるex4で渡されるのはこの為です。
しかし元は自分のオリジナルツールですから、著作権を自分で持ちたい方も多いと思います。
その場合、作成者側は、著作権法の譲渡権に基づき自分の著作物の流通のコントロールができるので、作成者側から、
著作権を譲渡してもう事が可能です。
著作権はmq4ファイル共に受け取る事が出来るので、その時点で作成側は著作権を放棄し使用する事が出来なくなります。
その為、作成を依頼したものでも、著作権を買い取れば商用としてインジケーターを利用する事が出来ますが、
著作権を持たない状態で、商用すると著作権法侵害にあたるので注意が必要です。
大切なアイデアを守る為にも、著作権の譲渡、mq4ファイルの受け渡しに関して必ず確認する必要があります。
守秘義務
ソースコードの守秘義務に関して作成代行のサイトを見ると個人・法人共に、必ず厳守すると書かれおり、それが破られることはおおよそ無いと言えます。
・法人
まず、法人に関しては、労働契約法により、個人情報、営業秘密として守る事を定められおり、
労働契約法は、労働者に対して、「労働契約の遵守」や「信義に従い誠実に権利を行使し、義務を履行すること」を義務づけています。
これは、会社に採用されたときに提示される雇用契約書や就業規則にも明記されている物です。
(出典: https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/keiyaku/kaisei/dl/leaf.pdf)
・個人
上記で、「おおよそ」と表現したのは個人に関してです。
なぜなら、個人の作成代行は信用の元に成り立っているからです。
情報漏洩により、何か損失があった場合は賠償請求等も可能ですが、クラウドソーシングなどで、どこにも属していない身元不明の個人の場合特定が難しくなります。
情報の速いこの業界で、その守秘義務を破るというのは、自ら先を断つ事に同位なのでそのリスクを犯す人はいないでしょうが、法人間での契約の様に、NDA(秘密保持契約書)を交わすわけではないので、法的拘束力はありません。
もちろん個人で活動しているエンジニアにも、信頼のおける有能な方はたくさんいます。
あくまでリスクを考えた上で、心配な方は実体が不明な業者や、実績があまりにも無い個人に依頼をするのは控え、確認をとった上でサービスを利用する様にしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか??
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事でMT4のインジケーター作成代行に関して気になっていた人は参考になったのではないでしょうか?
インジケーター作成を代行すれば、自分の思い描くロジックを時間と手間を省き、効率的に作り上げる事が出来ます。
ですが、インジケーターを自作する場合でも、作成の代行を依頼する場合でも、
自分のロジックを言語化するできる様にする事が重要である事がわかったと思います。
信頼のおけるエンジニアにである事が出来れば、ロジックごと丸投げしてしまえば良いので、その限りではありませんが、
自分の思い描くオリジナルのインジケーターを作ろう思っている場合には、ロジックを人に伝える事が出来るくらい、言語化する必要があります。
初めは難しいかもしれませんが、それさえ出来れば、自作でも代行でもオリジナルのインジケーターを作る事が出来ます。
ロジック言語化するスキルを身に付け、理想のインジケーターを作り上げましょう。